睡眠不足だと薄毛になると言われる理由

「薄毛改善には十分な睡眠が必要である。」というような話を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。

しかし、「睡眠と薄毛になんの関係があるんだ」と考えて一笑に付す人も少なくありません。でもそれは大きな間違いです。

睡眠と薄毛には深い関係があり、“睡眠不足は薄毛をもたらす”のです。考えてみて下さい。

1日動いて疲れきった体が一晩寝たら元気になるという事を経験したことがあるはずです。

それは、睡眠中に体を回復させるホルモンが分泌されている事が原因となっています。そして、もし、睡眠不足だったら体は回復していないはずです。

頭皮も体の一部なので同じです。頭皮は、昼間の間ずっと毛髪によって頭部を守っているので夜には疲労困憊になっています。

そんな頭皮が睡眠不足によって疲労を回復できないと、頭髪を保ち続ける元気が無くなって薄毛になってしまいます。

睡眠不足と薄毛の関係

睡眠不足が薄毛をもたらす事は述べました。では、睡眠不足と薄毛には具体的にはどのような関係があるのでしょうか?

睡眠不足と薄毛を深く結びつけているのは「成長ホルモン」です。成長ホルモンは、その名前の通り、“成長”に欠かせないホルモンです。

脳の下にある「脳下垂体」と呼ばれる器官からから分泌されており、成長ホルモン自身が直接、或いは肝臓に働きかける事で分泌される「IGF-I(インスリン様成長因子-I)」によって間接的に、骨、筋肉、頭皮・毛髪をはじめとした体中の各組織の成長や回復を行って体作りや、健康維持を行います。

成長ホルモンが頭皮や毛髪に重要な役割を果たしているのはわかっていただけた事でしょう。

実は、そんな大事な成長ホルモンは睡眠不足になると分泌量が減少してしまうのです。

成長ホルモンの分泌量減少

成長ホルモンは1日の内の分泌量に大きな偏りがあり、ほぼ睡眠中に分泌されているといっても過言ではないほどに、睡眠中の分泌量が多くなっています。

つまり、睡眠不足になると成長ホルモンの分泌量が大幅に減少してしまうのです。

成長ホルモンと頭皮の回復・毛髪成長

頭皮は日中の紫外線ダメージや、強くシャンプーし過ぎてしまった事によるダメージなど、1日の生活で相当なダメージが蓄積しています。

そんな頭皮ダメージを、睡眠中に大量分泌された成長ホルモンが回復させています。また、消耗した毛髪の代わりになる新しい毛髪を成長させています。

ところが、睡眠不足になると成長ホルモンの分泌量が減少して頭皮ダメージの回復や、新しい毛髪の成長が滞ってしまい、その結果、薄毛になってしまいます。

成長ホルモン以外の原因もある睡眠不足と薄毛

この段落のタイトルにある通り、実は、睡眠不足と薄毛の関係は成長ホルモンの分泌量だけが関係しているわけではありません。その他にも、大きな理由がつ2つあります。

「交感神経の優位」「ストレス」の2つです。睡眠不足になると、交感神経が優位になる事に加え、強いストレスを感じるので薄毛になります。

副交感神経の優位

交感神経、副交感神経などとありますが、これらは自律神経と言われるものです。人が睡眠中のリラックスしている時は“副交感神経”が優位になります。

副交感神経が優位になると血管もリラックスして拡張し、栄養が頭皮や毛髪をはじめとした各場所に十分に送られます。しかし、活動中は交感神経が優位となります。

交感神経が優位になると血管が収縮して頭皮や毛髪に送られる栄養が減ります。

睡眠不足になると、何時までたっても頭皮や毛髪に栄養が十分に送られずに飢餓状態となってしまうので、結果、薄毛になってしまいます。

睡眠と自律神経の関係性については下記のページでまとめています。理解を深めたい方は是非ご覧になってください。

>> 睡眠と自律神経(交換神経・副交感神経)

ストレス

成長ホルモンは頭皮や毛髪だけでなく、体中に強い影響力のあるホルモンです。

そんな成長ホルモンは精神に対しても強い影響力をもっており、“精神的な安定を保つ”という働きもあります。

つまり、成長ホルモンの分泌量が睡眠不足で減少してしまうとイライラしやすくなって“ストレスを感じやすくなる”という精神状態になるのです。

ストレスを感じると、交感神経が必要以上に活発になって血管が更に収縮します。ストレスを感じる事で頭皮や毛髪に送られる栄養が余計減ってしまい、薄毛となるのです。

睡眠不足対策

これまでの解説によって、睡眠不足の薄毛との関係の深さは理解していただけたでしょう。では、どうやったら睡眠不足を解消ができるのかが気になるところです。

睡眠薬でも使えば良いのでしょうか?

不眠症などならば医者の診察を受けて睡眠薬を処方してもらうのも一つの手段です。しかし、仕事などが忙しくて十分な睡眠時間をとれないという睡眠不足もあります。

そんな時は、睡眠の“質”を上げる事で睡眠時間を補えます。

睡眠不足の質を上げるだけならばそんな手間をかけなくても、日常生活にちょっとした工夫を加えるだけですぐに睡眠不足対策ができます。

睡眠時間と睡眠の質

睡眠の質を上げる事が何故、睡眠時間を補う事になるのか。その答えは、成長ホルモンの分泌メカニズムにあります。

成長ホルモンが睡眠中に大量に分泌される事は既に解説しました。しかしもう少し詳しく解説すると、睡眠中であっても成長ホルモンの分泌量には大きな違いがあるのです。

それは「ノンレム睡眠」「レム睡眠」です。人が非常にリラックスして脳が休んでいる時がノンレム睡眠であり、睡眠中であっても脳が活動しているのがレム睡眠です。

夢を見たりするのはレム睡眠中です。睡眠中の中でも、成長ホルモンは脳が休んでいる“ノンレム睡眠”の時に特に大量に分泌されます。

しかし、質の悪い睡眠をすると人はノンレム睡眠に中々なれず、レム睡眠ばかりとなって成長ホルモンの分泌量が減少します。

しかし、質の良い睡眠をする事でノンレム睡眠とレム睡眠のバランスが理想的なものとなり、少ない睡眠時間であっても十分な睡眠時間となり、睡眠不足となりません。

深部体温を上げる

質の良い睡眠をするには、寝る前に深部体温を上げる事が重要です。深部体温とは、人間の体の中心部の体温です。

ノンレム睡眠は深部体温が下がる時にスタートする為、寝る前に深部体温を上げる事で理想的な“質の良い睡眠”が可能になります。

深部体温を上げる方法は簡単です。寝る少し前に、38~40度の“ぬるま湯”で20分ほど入浴するだけです。

高い温度のお湯に浸かると深部体温が上がりすぎて逆に寝にくくなってしまうので注意が必要です。

入浴後、ストレッチをして血行を良くすると更に質の良い睡眠ができるようになります。

タバコやコーヒーを寝る前は控える

タバコやコーヒーを寝る前に吸ったり飲んだりすると、ニコチンやカフェインが脳を活性化させて寝にくくなってしまいます。

また、タバコやコーヒーを吸ったり飲んだりするとリラックスできて寝やすいという人もいます。

しかし、その場合はレム睡眠をしているだけなので非常に質の悪い睡眠となっているので注意して下さい。

寝る前にはコーヒーやタバコは控えるようにしましょう。

スマホやパソコンを寝る前は控える

スマホやパソコンも寝る前には使用を控えるようにしましょう。

スマホやパソコンが発生させるディスプレイの強い光は脳を刺激してニコチンやカフェイン同様に脳を活性化させるので、寝る前に使用すると質の悪い睡眠になってしまいます。

睡眠サプリ ランキング
睡眠サプリを徹底比較!

当サイトでは、睡眠の悩みを持つ方へ人気の睡眠サプリを徹底比較してランキングを作成しています。

睡眠サプリ_調査結果

眠りが浅い、朝が辛い、寝ても疲れがとれないなど、睡眠の悩みは様々ありますが、サプリ1つでスッキリすることもあります。

気になる方は下記のページをご覧ください。

睡眠サプリランキング

関連記事

ショートスリーパーの特徴は?不眠症との違いについて

ショートスリーパーの特徴は?不眠症との違いについて

NO IMAGE

寝言が多い人の特徴と少ない人の特徴|病気の可能性や対処法について

NO IMAGE

徹夜で勉強をするのは非効率?暗記力と睡眠の関係性について

NO IMAGE

寝汗をかくのは良いこと?悪いこと?寝汗がひどくなる原因について

NO IMAGE

睡眠時に口呼吸は危険?理由と対策法

NO IMAGE

睡眠に最も適した温度・室温は?対策法について

睡眠負債とは?予防法や対処法について

睡眠負債とは?予防法や対処法について

睡眠の質を向上させるには何が効果的?

睡眠の質を向上させるには何が効果的?

睡眠サプリと睡眠薬の違いについて

睡眠サプリと睡眠薬の違いについて

睡眠不足だと頭が働かなくなってしまうのはなぜ?

睡眠不足だと頭が働かなくなってしまうのはなぜ?